ギャラリー夢雲
Gallery Moon
奈良県 室生
1997 / 古民家改修 / 木造 / 650㎡
ギャラリー
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奈良、室生寺に近い山間にて、荘屋であった家屋を改装。ギャラリーとして再生した。
おおよそのゾーニングを決定し、材料選定のため備前三石へ再生レンガを見に行く。
が、レンガではなくやや大きめのケイ石が目にとまった。
古民家改修はプランニングよりも、一つの材料が計画を決定づけていくことがある。
床仕上げは地松の拭漆(ふきうるし)とし、柱梁は柿渋べんがらを使用して色調を合わせた。
職人への伝達は専ら図面よりもスケッチへ切替わり、建設関係者に留まらず、木工作家、造形作家、舞台大道具等、様々な手が参加し完成した。
撮影:吉田忠司
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掲載:
別冊太陽 古民家再生術III (2005/04平凡社)
奈良新聞(1997/11/13)